長短短格詩

 

赤毛のお下げの女の子

斜面の下の影のなか 歩く

高いかかとも かまびすしく

椅子に座った 若者は

短刀と 二発の弾丸 投げ出して

束ねた鍵は 手もとに残した。

 

19351937